仁は荒れ放題も大好きなんです。
心がほっとするんです。
庭だって、雑草ぼうぼうの鬱陶しくらいの暗がりがいい。
なのに、家人は、それが嫌い。
きちんとしておかないとダメ。
だから、草取りしなければ・・・
狭い庭の植えに、雑草が出ないように、タイルはっているので、花壇と垣根の隅くらいですけれど、放っていると、それでも、草茫々。
それにしても、草さんの命力はすごいですよね。
草取りしながら、いつも、感動もらっているんです。
草は、取れば取るほど、溢れるんですね。大地には、発芽を待っている無数の種さん達がいるんです。発芽は、早い者勝ちなんでしょうね。のんびり、ゆっくりのようでも、すごい生存競争があっているんです。生きようとしなければ、生をもらえないんです。
なんでこんな所に生えてくるの?
引き抜かれなくてもいいところに生えなさいよ。
ちょっとした隙間、
ちょっとした割れ目にだって、草さんは、芽を出すんですね。
水気もない砂だらけの庭に、蛍草さんが、這うように生えています。
庭でなければ、むしり取らないのですけれど、玄関先だから、真っ先にむしり取るんです。こんな所じゃないと生えないのでしょうね。低く、這うように生えるので、他の草さん達が嫌うところがいいのでしょう。
むしり取ると、プチプチ音立てるんです。手に触れるだけで、種を飛ばすんですね。あるかないかわからないような花。そして、あるかないかわからないような種子。草取りするから、子孫を残せるんでしょうか・・・
命は生き延びる戦略を持って、強かに生き延びていくんですね。
「雑草」さんは、庭ではむしり取られますけれど、
花さんは、少々変なところに生えても、むしり取られることはないんですね。
好みではありますけれど・・・
草取りや己の定めを呪わば呪え

